オーストラリアはとっても親日の国!元々移民が多い国ということもあり日本人だけでなく、世界の様々な国の人や文化を温かく受け入れてくれる国といえます。中には、「日本が大好き!」という人もいて、メルボルンで日本語や日本文化の交流を広めるコミュニティやイベントなどがたくさんあります。
でも、日本通なオーストラリア人がいる一方、間違って伝わってしまった日本文化もあります。
▶︎箸万能説
「箸」は日本だけでなく、中国や韓国などアジアの国で使われていますよね。近年ブームになっている日本食ですが、日本人のようにスマートに箸で食べるのがクール!と思われているようです。(「箸上手だね!」というと、逆に失礼になってしまうこともあるので注意!)そんな箸ですが、カレーを食べる時に使われたり、髪の毛を結う簪(かんざし)に使っている人も…。
私の友人もカレーを箸で食べていたので聞いてみると、
「え?!私たちもインドカレーはスプーンで食べるよ。でもこれ、ジャパニーズカレーだもん!(バーモントカレーはオーストラリアでも人気)」
とのこと。
「いやいや、日本人だってカレーはスプーン使うよ!だって食べにくいじゃん!」
と言うと、
「えー!味噌スープだって、うどんだって、箸で食べるの難しいじゃん。ルールが分からない。」
と言われてしまいました。確かに、どんぶりでも、日本人は箸で食べたりスプーンで食べたりしますよね…どうやって使い分けてるか、と言われると難しいです。家庭によっても違いますよね。とりあえず、
「カレーはスプーン、髪に付ける飾りも箸じゃないよ。」
とだけ教えておきました。日本の箸はそんなに万能ではありません(笑)
▶︎クリスマスはケンタッキー?
これもたくさんの人に言われたのですが、どうやら日本人は全員、クリスマスにケンタッキーを食べると思われている模様。この説に関しては、あながち嘘でもなく否定しづらかったです。
確かに、クリスマス近くになるとあのテーマソングと一緒にケンタッキーのCMが流されますよね!そして確かに食べたくなる!(笑)これは否定できません。でも、全員が食べるわけではないし、元々宗教と関係なく祝っていることが多いので、いろんな祝い方があるとも伝えました。
もう一つ、日本と海外での大きな違いだなと感じたのは、日本では、「クリスマスは恋人で過ごす日」とされていること。だからクリスマス前に恋人がいないと、寂しい気持ちになったりしますよね。でも海外では、「クリスマスは家族で過ごすもの」です。家族で過ごすから恋人がいてもいなくても関係なし!恋人と過ごすクリスマスも素敵ですが、家族みんなで過ごすクリスマスは、温かくて素敵ですね。
他にも、いただきます!の合掌ポーズで「おはようございます」と言われたり、日本にはまだ忍者がいると思われていたり…意外と間違えて伝わっている日本文化はたくさん!
反対に、日本でも間違えて伝わった海外の文化があるかもしれませんね。