先日は地震速報の誤報があり、びっくりしましたね!長年東京に住んでいると、地震自体には慣れますが夜中や早朝にあのアラームがなると毎回ドキドキしてしまいます。


日本と違いオーストラリアでは地震はほとんど地震はありません。だから家具の置き方にしても、「え!そんなとこに置いたら落ちるのでは?!」と思うような場所に綺麗なお皿を飾っていることもしばしばです。


そんな地震に慣れていないオージーが日本に旅行すると小さな地震でもとても怖いと感じてしまうようです。私の友人も日本人が気付かないような小さな地震でも飛び起きていました。

私の勤務校では、二年に一度、高学年の子どもたち(渡航費も高額なので、希望者のみ20人程度)を連れてJapan tourに行くのですが、とにかく子どもたちは地震が心配なようです。

そこで、もしも地震が起きた場合の(日本では当たり前の)行動の仕方をオーストラリアの子どもたちに教えることにしました。



▶︎もし地震が起きたら

①慌てない

まず一番大切なのはパニックにならないということ。海外の子どもたちは感情表現がとても豊かな子が多いです。パニックにもなりやすい。まずは慌てずに落ち着いて行動することを教えます。日本の建物はある程度の地震には耐えられること、(東京では)毎月避難訓練が義務付けられているのでみんな日頃から訓練されていることなどを伝え、安心させるようにしました。


②頭を守る

揺れている間は、とにかく動かずテーブルの下などで頭を守ります。揺れによっては、大人は出口を確保したり、火の元を確認したりとすることもありますが、子どもたちには揺れがおさまるまでは動かないように伝える方が安全です。また室内より屋外の方が安全なことを伝え、屋外でも落下物に巻き込まれないようしゃがんで頭を守るよう伝えました。


③避難

揺れがおさまってから避難しますが、これも大人たちが安全な場所を知っているので大人の指示に従うことも伝えました。津波のイメージがとても強いようでしたが、津波は震度によっては起こらないこと、地域によって安全な場所が防災マップなどで決められていることなどを伝え、本当に非難が必要な場合にのみ避難することを伝えました。

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日本で初めて経験するかもしれない地震。子どもたちにとってはとても怖いですよね。地震大国の日本では、普段から地震に備えたいることをしっかりと伝え、いざというときの命の守り方を伝えることで子どもたちも少し安心したようでした。