カテゴリ: 学校生活

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今回も前回に引き続きメルボルンの小学校の時間割について紹介したいと思います。まだまだ日本の小学校とは違う部分が盛りだくさんです!


▶︎一コマは60

一つの授業は基本的に60分です。日本だと45分授業や50分授業ですが、オーストラリアでは全学年60分授業です。ただし1時間目と2時間目、3時間と4時間目の間には休み時間は含まれていないので、教室移動やトイレの時間も含めて60分です。海外は時間に厳しいというイメージがあったのですが、この辺は日本よりゆったりしています。(日本なら「チャイム着席!」と怒られてしまいますね!)


▶︎休み時間

2時間目が終わるとモーニングティータイム、4時間目が終わるとランチタイムがあります。子どもたちは校庭や遊具で自由に遊びますが、なんせ敷地が広いので先生達は交代で見回りをします。(yard duty といいます。)怪我した子を手当てしたり、危険な遊びをしていないか見回りするのですが、帽子を被っていない子には、「日陰にいなさい」と注意する所が紫外線の強いオーストラリアならではです。


▶︎専科の授業

日本でも図工や家庭科は担任以外の先生が教えることも多いですよね。オーストラリアにも専科の先生はいます。art and craft performing artJapanese class などの時間には教室を移動して授業を受けます。時間割は基本的には固定で、専科の先生は「毎週金曜日は休み」にしたり、「午前中だけ仕事」にしたりと割とフレキシブルに働くことが可能です。


今回はオーストラリアの小学校の時間割について紹介しました。実際の授業の様子は、学校に直接連絡をすることで見学も可能です。(オーストラリアでは就学前に学校見学を個人で行うこともよくあります。)

参考になれば嬉しいです!

日本の小学校は、学年によって学ぶ教科が違ったり、時間数が増えたりしますよね。大体どの学校でも、入学当初は4時間、それから5時間授業が増えて、3年生くらいから6時間授業がスタートします。

また教科も、低学年の「生活科」は中学年では「理科」「社会」に変わり、高学年になると「家庭科」や「総合的な学習の時間」など教科も更に増えます。

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オーストラリアではどうなのか、今回は私の勤務していたメルボルンの小学校の時間割について紹介したいと思います。(州や学校によっても違います。)


▶︎始業前に習い事?!

これは私もびっくりしたのですが、オーストラリアではテニスや空手など、学校の敷地内にコーチが来て指導するという習い事があります。放課後にあることもありますが、休み時間や始業前(8時から1時間程度)に習い事をやって、そのまま授業を受けるという子も。日本のように子どもだけで自由に自転車に乗って出かけたり、登校したり出来ない分、学校で習い事が出来るのは便利ですよね!大人向けの習い事もあるので、それはまた他の記事で紹介しますね!


▶︎1時間目は9時スタート

まず始業時間ですが、日本より遅く9時に学校が始まります。クラスで出席を取ったり、朝の支度があるので、9時より少し前には登校しますが、車での登校なので時間はバラバラです。

私の勤務校では、火曜日に全校朝礼がありました。毎回国歌を歌い、校長先生のお話、表彰式や発表があるのは日本とほとんど変わりありません。朝礼も9時スタートです。1時間目はスタートしている時間ですが、時間の区切りはそんなにハッキリしていないです。

クリスマスまであとわずか!そこで、今日からいくつかオーストラリアのクリスマスについて紹介をしたいと思います。

今日はオーストラリアの子どもたちが歌っている「オージー・ジングルベル」を紹介します。


オージー・ジングルベル

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Dashing through the bush,

in a rusty Holden Ute,

Kicking up the dust, 

esky in the boot,

Kelpie by my side, 

singing Christmas songs,

It’s Summer time and I am in  my singlet, shorts and thongs

Oh! Jingle bells, jingle bells, jingle all the way,

Christmas in Australia on a scorching summers day, Hey!

Jingle bells, jingle bells, Christmas time is beaut !,

Oh what fun it is to ride in a rusty Holden Ute.


Engine’s getting hot;

we dodge the kangaroos,

The swaggie climbs aboard,

he is welcome too.

All the family’s there,

sitting by the pool,

Christmas Day the Aussie way,

by the barbecue.

 

Oh! Jingle bells, jingle bells, jingle all the way,

Christmas in Australia on a scorching summers day, Hey!

Jingle bells, jingle bells, Christmas time is beaut!,

Oh what fun it is to ride in a rusty Holden Ute.

Come the afternoon,

Grandpa has a doze,

The kids and Uncle Bruce, 

are swimming in their clothes.

The time comes ’round to go,

we take the family snap,

Pack the car and all shoot through,

before the washing up.

Oh! Jingle bells, jingle bells, jingle all the way,

Christmas in Australia on a scorching summers day, Hey!

Jingle bells, jingle bells, Christmas time is beaut!,

Oh what fun it is to ride in a rusty Holden Ute



オーストラリアのクリスマスシーズンは夏。だからオージー・ジングルベルは夏っぽい歌詞となっています。例えば、

snowではなくbush(森)

・ソリではなくrusty Holden Ute(錆びついたオーストラリア産の車)

I am in  my singlet, shorts and thongs(袖なしのシャツ+ショートパンツ+ビーチサンダルを身につけて)



また途中に出てくる動物や食べ物なども、オーストラリアならではのものがたくさん。

esky in the boot(オーストラリアでは車のトランクのことをbootといいます)

Kelpie(オーストラリア原産の牧羊犬)

kangaroos(カンガルー)

barbecue(オージーの夏といえばバーベキュー!)



オーストラリア人なら誰でも知っている有名な歌で、とっても可愛いのでぜひ歌ってみてくださいね!

日本の小学校では考えられませんが、実はオーストラリアの小学校は、子どもたちが好きなおもちゃを持ってくることができます。休み時間になると女の子達はお気に入りの人形を持ってきて遊んだり、男の子ならポケモンカードやボールを持ってきたりする光景がよく見られます。

日本では「必要なもの以外持って来ない」「文房具は使いやすいものを」が基本ですが、オーストラリアでは意外にもトラブルなく、みんなが自由に好きなものを持ち込んで遊んでいます。

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休み時間は先生達も休み時間。週に2回程度yard duty という校庭を見回る当番はありますが、数回ある休み時間のうちの1回です。日本ではトイレに行く暇もないという先生は多いですが、オーストラリアの先生たちは、モーニングティーもランチも、アフタヌーンティーもゆっくり楽しんでいます。staff room では先生たちが家で焼いたパイやお菓子、差し入れなどがテーブルに置かれ、カフェのフリースペースのような雰囲気です。(先生たちが仕事をするデスクは教室の横にあります。)

▶︎モーニングティーの定番ミートパイ

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子どもたちだけでなく大人たちも、休み時間と学習時間の区別がしっかりとできるなんて羨ましい!休み時間だけでなく放課後もチャイムがなったらすぐに下校です。先生たちも仕事や会議がなければすぐに帰宅します。こういった働き方は日本も見習いたいですね!

前回は、私が実際にオーストラリアの子どもたちとやってみた日本語クラスでの授業を紹介しましたが、今回は次回やってみたいアイデアを紹介したいと思います。

私もまだやっていないので対象年齢や材料はあくまでご参考程度に


▶︎お弁当

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対象年齢:高学年

材料:お弁当箱または紙皿、紙粘土(または布)、画用紙、毛糸、布など


日本のお弁当文化を紹介し、オーストラリアで一般的に食べられているランチボックスと比較すると面白いと思います。駅弁やキャラ弁、色んなお弁当がありますよね!

おにぎりなどは海外でも有名ですが、タコさんウインナーやうさぎりんご、きゅうりの飾り切りなどは実際にオーストラリアの子どもたちに見せると大喜びで、きゅうり嫌いの子が「私、これ食べてみる!」と言ったこともありました。


【アイデア例】

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日本ならではのお弁当アイデアと、オーストラリアならではのアイデアをミックスしたお弁当を作らせると、盛り上がること間違いなしですね!

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