オーストラリア滞在中、3つの家庭にホームステイしていました。そのうちの一つのご家庭で体験した話を紹介したいと思います。


オーストラリアだけでなく、海外では「おやすみ」のかわりにhugkissの後、"love you!"と言うのが定番です。(これは映画でもよくある場面ですよね?)

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一方日本人の私はというと、家族に"love you"なんて言ったことはありません。(むしろパパ、ママと呼んだこともない

hugkissなんて記憶にないくらい。

ふとした時にそんな話をしたのですが、何とその夜、ホストシスターが眠れなくなってしまったというのです。

「ママに"love you"って言われたこともないってどんな気持ちなの?」「何で"love you"って言わないの??」と考えれば考えるほど眠れなかったのだとか。


うーん

決して愛されてなかったわけではないし、今でも家族とは仲良し。でもこれって、説明するのがとっても難しい。

そこで、私は"love you!"の代わりに私が家族を思う気持ちにぴったりの言葉を伝えました。それは


「大切」「大事」


ということ。

日本人は確かに"love you!"と口に出す人は少ないかもしれませんが、「大切」に思ったり、「大事」にしようとする気持ちって"love you!"と同じですよね。

「私も家族を大切に思っているし、大事にしてるよ。」と伝えると安心したようで、その日はぐっすり眠れたようです。(良かった!)

その国ならではの、相手に気持ちが伝わる言葉。大切にしたいですね。

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ちなみに口癖のように、"I love ice cream!" と言っている同僚の娘さん(10歳)は、"Aww....I can’t say I love you Mum more than ice cream...."「アイスクリームよりママの方が愛してるなんて言えない(アイスが好きすぎて)」なんて言っています。

「アイスクリームを愛してる」なんて、ちょっと不思議な言い方ですよね。