勤務していた現地の小学校では、全部で4つのgrade(学年)に分かれていました。

①prep
幼稚園と小学校の中間のような感じ。5〜6歳までの子がいますが、発達段階に応じて1年延長する場合もありました。「1年生になる為の準備期間」というイメージです。

prepのクラスの前には、小さな子どもたち専用の遊具や遊び場もあります。
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②grade1・2
③grade3・4
④grade5・6

分かりやすくいうと、1つのクラスに1年生と2年生の子が混じっている感じ。学年は1つずつ進級していきますが、常に2学年が混じったクラス編成です。

日本の学校でも最近増えていますが、教室の前はオープンスペースがあり、子どもたちがリラックスして過ごせる作りになっていました。
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ちなみに、日本のように1年1組とは呼ばず、担任の先生のイニシャルを取って「grade 1・2T」などと呼びます。

初めの頃は、「どうやって一斉指導するの?!」と日本の授業との違いに驚きましたが、子どもたち同士で教え合いをしたり、復習をしたりするにはとても効果的。教科書もないので、それぞれの先生が教材を工夫して指導していました。

「みんなちょっと集まってー!」とイーゼルを使って、学年ごとに指導することもありました。
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また学年が違うのに、兄弟で同じクラスになることも!
ちなみに教室はあるのですが、一人一人の座席は細かく決まっていません。(そもそも机がとても大きく、一人用ではない)フロアにお尻をつけて座ることもあれば、フリースペースで自由に読書したり、算数の問題を解いたりすることもあります。


「ずっと座ってられない」「フロアの方が集中できる」など色々な子どもの実態がある中で、どの子にとっても過ごしやすい空間となっているところは見習いたいですね。